最速への道
〜基本編〜
【ミニ四駆の世界にようこそ】で組み立てたノーマルマシン。
きちんと作られたノーマルマシンは速い。
しかし、きちんとセッティングされたマシンには敵わない。
そこで、ここ・・・最速への道〜基本編〜では基本的なミニ四駆に大切な事を書いていきます。
ミニ四駆は・・・姿こそ自動車の小型バージョンですが、
いたる所でその構造上、大きく異なっている所があります。
『ミニ四駆にはステアリング機構が無い』
本物の自動車にはハンドルがあり、ハンドルを回すと前のタイヤが方向を変えて曲がっていく。
車には当たり前なこの曲がり方だけども、ミニ四駆は基本的に真っ直ぐ走ろうとし、
コーナーでは【ローラー】を使って壁に沿って曲がるという感じです。
その為にこのローラーのセッティングがコース上での速さと安定性に大きく関わってきます。
『差動装置(デファレンシャル)が無い』
曲がる時に内側と外側のタイヤの回転数がどうしても異なってきます。
内側は短い距離で良いけれど、外側はトレッド(左タイヤと右タイヤの距離)の関係で長い距離を走らなければならなくなる。
そうすると何が起きるかと言うと・・・タイヤの回転差のせいで、全体的な回転が抑えられちゃうわけ。
本物の自動車ではこれを差動装置(ディファレンシャル)という部品でスムーズに回転差を吸収してるんだけど、
ミニ四駆にはそういう部品が無く、それが前も後ろも直結の4輪駆動だから・・・この抵抗が大きい。
この辺も頭に入れてセッティングをしないとね。
・・・っと、違いは大体こんな感じ。
けれども、自動車の事と通じる部分もそれなりにあったりもするんだよね。
その事も踏まえて、ここでは基本的な事を見ていこう。