5・ホイールの事ついて詳しく

ホイールには大きく分けて小径と大径に分かれています。

現在は入手が困難となったワイドワンウェイホイールなどは中径と呼ばれてはいたけれど、

今となってはこの小径か大径かどちらかを選ぶ事になるね。

ただ、此処ではホイールの径などについて説明していくけれど、

タイヤによって最終的な径が変わっていってしまうので、その点は注意かな。

 

最終的にモーターの回転が伝わってくるのはこのホイールの部分。

走るのに重要な部分なのでしっかりと覚えておこう。

 

【径による違い】

1・小径ホイール

径の小さなホイール。

その為、トルクが少ないモーター・・・特にレブチューンモーターと組み合わせたり、

超速ギヤと組み合わせる事でその本領を発揮します。

主に加速力を重視したり、アップダウンで力が必要となる時に使用します。

また、小径は必然的に軽くなり、足元の軽量化ができるよ。

ただし・・・・小径は1回転で進む距離が短くなるので、最高速は伸びません。

 

※主な付属キット

フルカウルミニ四駆シリーズ(ビートマグナムなど一部を除く)

エアロミニ四駆シリーズ(マックスブレイカーTRFなど一部を除く)

ミニ四駆PROシリーズ(ベルダーガ、トルクルーザー、レイボルフ、TRFワークスjr)

 

※主なGUP

ローハイトタイヤ & ホイールセット(ディッシュ&フィン)

小径メッキスポークホイールセット(レストンスポンジタイヤ付き) 

 

2・大径ホイール

径の大きなホイール。

1回転の進む距離が長いので、最高速を伸ばすのには必須。

主にトルクチューンモーターや4:1ギヤなどと組み合わせるとベスト。

ただし、最高速が伸びるが・・・回すのに大きなトルクが必要になり、

トルクが足りないセッティングで大径を使用すると、

スピードチェッカーでは速いのだけれど、実際に走行すると遅いと言う結果が・・・。

また、小径と比べると加速が悪くなるので・・・コーナーの多いコースには向かない時があります。

 

※主な付属キット

レーサーミニ四駆シリーズ

スーパーミニ四駆シリーズ

マイティミニ四駆シリーズ

ミニ四駆PROシリーズ(ナイトロサンダー、アバンテmkU、ネオファルコンなど)

 

※主なGUP

大径カーボンホイールセット(ソフトスリックタイヤ付)

大径ナローライトウェイトホイール(バレルタイヤ付)

 

【素材による違い】

1・ノーマル(樹脂製ホイール)

キットに付属しているホイールの殆どがこの樹脂製のホイール。

特別な事がない限り、このタイプのホイールを使う事になるかな。

樹脂製のホイールは、シャフトを差し込む部分が広がり易く、

あまり抜き差ししない事がオススメ。

抜き差しを繰り返すと・・・走行中に抜けやすくなったり、

回転がスムーズに行なわれなくなる可能性があるからね。

 

  『正常な回転』       『交換時期or取り付け方の不良』

もし、回転しているホイールを横から見て、

ホイールの中心部分がぶるぶると震えているようなら・・・交換した方が良いかな。

 

2・カーボン入りホイール

ホイールにカーボンファイバー(炭素繊維)を混ぜ込んだタイプのホイール。

その為、ノーマルのナイロン樹脂製ホイールと比べて硬く、丈夫。

なので、軸穴も抜けにくく変形し難い。

走行中のトラブルを防止しておきたいのなら此方に交換する事をオススメ。

ただ・・・現在手に入るカーボンホイールはPRO用のカーボンホイールで、

小径タイプがないので注意。

 

3・グラス繊維入りホイール

TRFワークスjrリミデッドに付属するクリーム色の小径ホイールだけのホイール。

ナイロン樹脂にグラスファイバー(ガラス繊維)を混ぜ込んだタイプのホイールで、

効果的にはカーボンホイールと同じとみて良い。

ただ・・・現在では入手が困難なホイール。

 

【構造による違い】

1・ノーマルホイール

キットに付属しているのはこのタイプ。

また、GUPでもこのようなタイプが殆どなはず。

とても軽く、直線ではまずこのホイールで間違いなし。

しかし、コーナーでは・・・曲がる時の左右の回転差を吸収できないので減速してしまう。

ただ、その辺りはタイヤの方でカバーできるので、基本はこのホイールで。

 

2・ワンウェイホイール

GUPパーツで、中に2個のピニオンギヤを内蔵した特殊なホイール。

進行方向にフリーに回転するホイールで、コーナリング時の内輪差によるブレーキ効果を

ゆっくり回ろうとするコーナー内側のタイヤに合わせて外側のタイヤを空転させる。

タミヤではこれでコーナリングスピードを減速させないように使えるホイールと言っているよ。

ただ・・・ノーマルに対して重いホイールとなっているので・・・。

あまり使う機会はないかも。

 

っと、ホイールの径や材質、構造の違いについてはこのくらい。

では、実際にどんなホイールが良いの?っと聞かれると・・・。

やっぱり、コースレイアウトによって決まるかな。

 

もし、ストレートが多くて最高速が期待できる場合・・・使うのは大径ホイール。

アップダウンが多くてコーナーが多い場合は小径ホイール。

小径ホイールにすれば・・・車高も下がるので低重心になるから、

立体レーンチェンジャーでの安定しやすいし。

ワンウェイホイールは・・・・・まぁ、コーナーばかりでストレートが殆どない所では使えるかも。

やっぱり、その時のコースを見て・・・変えていけるような準備が必要かな。

 

ちなみに・・・室内の狭い所に敷かれたコース。

3レーンのコースで3周するのに10秒も掛からなさそうな短いコースでは、

大径よりも小径の方が有利って言う場合があるから、

色々と試してみてね?

 

【おまけ:オススメのホイール】

ホイールに求められるのは・・・主に軽さと精度と丈夫さ。

その3点から・・・・オススメのホイールをこっそりと教えるよ。

 

1・小径ホイール

【ナックルブレイカー付属のホイール】

なんでこれが良いかと言うと・・・。

後で次のステップ〜タイヤについて詳しく〜でも説明するけれど、

タイヤが細くなるので抵抗が減るだけでなく、元々ホイールも細いので軽い。

そして、精度もなかなか良いという事でこれがオススメ。

また、軸穴が内側に入っているのでトレッドが狭くなり、コーナーで減速しにくくなります。

 

2・大径ホイール

【マックスブレイカーTRF付属のホイール】

マイティミニ四駆の3本スポークのホイールでも良いんだけど、

マイティミニ四駆シリーズ・・・生産停止品だからなかなか手に入るのは難しい。

さらに、マイティミニ四駆のホイールの形をしたカーボンホイールも今となっては手に入りにくい・・・。

っと、いう事で・・・まだまだ手に入るエアロミニ四駆シリーズのマックスブレイカーTRF。

そのキットに付属するこのホイール。

精度も良く、カーボンホイールのように軽く、そして硬いので大径ホイールではこれがオススメ。

ただ、幅がある後輪ホイールをどう使っていくかが鍵かな。

ホイールは出来るだけ細い方が良いしね。

 

3・ワンウェイホイール

【小径:スーパーXシャーシ・ナローワンウェイホイールセット】

【大径:スーパーXシャーシ・大径ワンウェイホイールセット】

ワンウェイホイールは・・・オススメとしては大径、小径共に

スーパーXシャーシ用のワンウェイホイールがオススメ。

精度もそこそこ良いしね。

まぁ・・・・今は使っている人は少ないけれど・・・。

 

っと、ホイールに関してはこのくらいかな。

じゃあ・・・次のステップではタイヤのことについて説明していくよ。

 

→Next Step 〜タイヤの事について詳しく〜

 

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