4・ミニ四駆の心臓部・・・モーター
普通は説明書通りに作るのが普通なんだけれども、
此処は・・・まず時間の掛かる『モーターの慣らし』から進めていこう。
その為、まずはギヤボックスを組み立て、
金具・・・ターミナルを付けて、モーターにはピニオンギヤを付けずに組み付ける。
そして・・・モーターの速さを左右する慣らし作業に入ります。
書籍などによると・・・。
『アトミックの場合:ゆっくり4分、休んで、高速3分』
『トルクの場合:ゆっくり5分、休んで、高速3分』
『レブの場合:ゆっくり3分、休んで、高速5分』
ゆっくりと言うのは使い古しの電池で回して、
暫くモーターを冷やしながら休ませ、
次に新品の電池で回すという事。
使い古しの電池は・・・出きるだけ弱い電池が良いかな。
マンガン電池は安いし、弱めだからこれに最適。
新品電池っていうのは強めの電池。
アルカリ電池が最適だね。
そこで・・・何故間に休みを置くかと言うと・・・。
連続で回し続けると、モーターが発熱して熱くなります。
モーターが熱くなると・・・モーター内部の磁石が弱くなり、
トルク(モーターのパワーのようなもの)が弱くなってしまいます。
そうすると・・・回転ばかり上ってパワーのないモーターとなってしまい、
コースで実際に走ると遅い・・・と言う悲しい自体に陥ってしまいます。
その為に休ませる事で熱を冷やして慣らしを行ないます。
また、走行を繰り返していると、やはり同じように熱くなってきます。
走行中に出た熱によっても磁力が失われてしまうので、
適度な休憩時間(冷却時間)を取りましょう。
※注意!!
此処での慣らしはあくまでも【銅ブラシ】での慣らし方です。
PROのレブやアトミック、スプリントダッシュやプラズマダッシュなど、
モーターのターミナルが少し厚めのモーターは、
【カーボンブラシ】という特殊なブラシを使っているので、
慣らしの時間が長くなってきます。
【銅ブラシタイプ】 【カーボンブラシタイプ】
ただし、これらのモーターも熱くならない様に注意しましょう。
カーボンブラシの場合、人によっては1時間と言う長い時間慣らす場合もあるようです。
次は・・・ミニ四駆の走りで重要なシャーシの慣らしに入ります。