6・ミニ四駆の見せ所・・・ボディ
タミヤの公式ルール上、ボディは必ず付けて走らないといけません。
残念ながら、ミニ四駆のサイズでは空力とかダウンフォースとかは飾りと言われていますが・・・。
それでも!!
やっぱり走るならば格好良いボディの方が周りの目を惹きます。
同じボディでもカラーリングが違うとか、綺麗に仕上げていればそれだけでも違う走りに見えるものです。
此処では、ノーマルのボディをいかに綺麗に作るかを説明して行きます。
用意するのはこれ。
1・ボディセット
2・シール
3・ニッパー(無ければ爪きりでもOK)
4・カッター
5・ヤスリ
1と2と3さえあれば何とかなるけれど、カッターやヤスリがあれば綺麗に仕上げられるよ。
それと、今回は塗装の事も書いていきますので、参考に。
『ボディをランナーから切り離す』
ニッパー等を使ってボディをランナーから切り離します。
その時、ボディの根元から切るのではなくて、少し離して切った方が良いかも。
少し残った状態にして、カッターとかヤスリででっぱりを削り取ります。
ニッパーで一気に切ってしまうと、へこみが出来やすいので、綺麗に作りたいのならこの方法がオススメ。
『ボディを組み立てる』
綺麗にバリ(でっぱり)取りが終わったら、説明書通りに組み立ててみよう。
その時、フロントのボディキャッチなどは接着剤で接着してしまった方が良いかも。
走行中に取れたりして無くしてしまう事もあるみたい。
特に、ボディキャッチを接着しておくと、走行中にボディが外れるという事も回避できる。
『ボディを洗う』
シールを貼るにしても、塗装するにしても・・・ボディの上に付いたゴミや油があると、
どうしても塗料やシールがはがれ易くなるので必ず洗おう。
洗剤は食器用の洗剤とかで大丈夫。
あ・・・・洗濯用の洗剤は・・・オススメできないです(苦笑)
『ボディの塗装・1 サーフェイサー下地塗り』
ボディに色を塗らない方は『シールを貼る』までお進みください。
ボディを洗って、十分に乾かしたら下地の『サーフェイサー』(通称:サフ)を塗っていきます。
サーフェイサーは上に塗る塗料がはがれにくくしたり、小さな傷などを埋めてくれる効果がある便利な塗料です。
このサーフェイサーにも色があり、白と灰色の二種類があります。
塗りたい色によって使い分けましょう。
ただ、白色のサフを塗ると、全体的に発色が良くなります。
迷った時は白がオススメ。
ただ、白の場合はプラスチックが白いボディだと塗ってあるかが分かりにくい時があるので注意。
塗装の仕方は、まずボディを台にガムテープ等で固定します。
スプレーの空き缶などを使うとベストかも。
そして、塗る時は20cm前後離しながら塗りましょう。
その時、一気に塗ろうとせず、少しずつ塗っていこう。
塗る時は室内では厳禁(ブースがある場合は別だけど)。
シンナーは身体に悪いので、必ず外で塗ろうね。
白サフを塗るとこんな感じに。
え・・・?スモークなのに勿体無い?
ボディ製作には時には思い切った事が大切なのです(笑)
※綺麗に塗るテクニック※
1・スプレー缶を温める
缶をぬるま湯で温めると塗料の出が良くなるので綺麗に仕上げられます。
ただし!
熱湯や火では絶対に温めないこと・・・破裂する危険性があるので。
2・1回目は薄く
1番初めに塗る時は全体的に薄く塗るのが基本。
そして2回目からはしっかりかつ垂れないように全体的に塗っていけば、
綺麗になるだけじゃなく、はがれにくくなるよ。
『ボディの塗装・2 カラーの塗装』
サフを塗って丸1日位乾かしたら、今度は上から塗りたい色を塗っていきます。
基本、塗り方はサフの時と同じです。
吹き過ぎないように・・・けれど吹き無さ過ぎないようにと難しいですが、
回を重ねる事にコツがつかめてくるはず。
まずは全体的に塗るという事を頭に入れて塗っていけば大丈夫です。
今回はブラックスペシャルと言う事で、メタリックブラックで塗ってみました。
此処でまた1日ほど乾かします。
※さらに綺麗に塗るコツ※
サフの乾いた表面・・・触ってみると少しザラザラと言うか、ツヤが無い状態なはず。
実はこの時に、2000番などの細かい耐水ペーパーで水研ぎすると・・・
本塗装しただけでツヤツヤのテカテカになります。
(水研ぎについては此処を参照→●)
ただ、サフを削りすぎるとまたサフの塗りなおしをしなければならないので、気をつけること。
『シールを貼る』
ボディの塗装をしない人は、洗い終わって乾いたらシールを貼ります。
塗装した人は塗装が完全に乾いたらシールを貼ります。
あ、シールを貼る時に石鹸で手を洗うことをお忘れなく。
ピンセットなどで貼るのが一番良いんだけれど、
慣れないと難しいので最初は手でも問題はないです。
こんな感じに。
『クリアを塗る』
これがボディ作りの総仕上げ。
クリアでコートしておくと、ツヤツヤになるし、シールがはがれにくくなるだけでなく、
コースアウトなどをした際にクリアが塗装面を守ってくれるます・・・それなりに(笑)
紙のシール(キット付属のは紙製)は、
一気にクリアを塗ってしまうとひび割れが起きるので、本当に薄く塗っては乾かし・・・を繰り返します。
また、一気に厚く塗りすぎると白濁化(クリアが白くにごる)現象が起きるので注意。
※注意※
クリアは水分が入ると白濁化が発生します。
湿気が多い日や雨の日などの塗装は控えましょう。
それでも塗りたい方は、100円均一などに売っているケースに、
塗ったらすぐに入れ、蓋をすれば室内で乾かす事ができます。
臭いも外に出ないし、結構便利です。
っと、此処まで長かったですが、これでボディの完成になります。
ただ、ボディにシール貼るだけでもきちんとやれば綺麗に仕上がるはず。
後は塗装なので差を付けましょう(笑)
時間を掛けた分、良いボディに仕上がるはずですので頑張りましょう。
ボディを作るのもミニ四駆の楽しみの一つです。