オリジナル・ボディ制作編
カラーリング塗装
ボディの加工が完了し、ついに塗装作業にはいります。
此処は、ボディの格好良さに直接関わる作業でもあるので、慎重かつ丁寧に行ないましょう。
1・ボディ全体にサーフェサーを吹き付ける
ボディ全体に下塗りとしてサーフェサーを吹き付けます。
吹き付けの際に注意しなければならない点は・・・
1・全体に均等に塗る
2・出来るだけ薄く塗る
3・一気に塗らない
・・・の三つになります。
また、基本ですが、塗装する面は綺麗にしておく事。
洗剤で洗うか、エタノールなどを使って油分を落とします。
これがサーフェサーを吹き付けた状態です。
2・サーフェサーの塗装面を水研ぎ
ボディに光沢を出したい場合は、塗装面の状態がかなり影響してきます。
塗装面が梨の表面のようにザラザラしている状態では、幾ら塗料を吹き付けても綺麗にはなりません。
そこで、形成作業でも行なった「水研ぎ」をし、サーフェサーの塗装面をツルツルにします。
これは、#1500〜2000の耐水ペーパーで行なうと良いです。
3・本塗装
磨き終わったら、塗りたい色の塗料を吹き付けていきます。
この時、注意する点はボディとスプレーとの距離を【約20cm】にキープし、塗っていきます。
ただ、この塗装には順序があります。
順序1
1回目の塗装は全体的に薄く塗り、しっかりと乾燥させる。
こうする事で、この後塗り重ねていく時に垂れにくく、塗料の乗りが良くなります。
順序2
2回目以降は、1秒間に50cm進むような速さで腕を動かしながら、全体的に吹き付けていきます。
この作業は結構、素早く行なう事で、数回に分けて行なうと綺麗な塗装となります。
量産型エクスカリバー(ヘイズグレー) エクスカリバー(メタリックグリーン)
4・マスキング
やはり、単色では格好が悪い・・・っと、言う事でこの上から他の色を塗り重ねていく訳ですが、
その際に必要となってくる作業がマスキングです。
マスキングの基本は・・・
1・直線的にするにはマスキングテープの端を使うのではなく、一度カッターで切って直線を作る
2・テープは密着させる
この2つが基本です。此処ではエクスカリバーを例に紹介します。
手順1
図のようにマスキングが無い場所が次の色を塗る場所です。塗る行程は本塗装と同じように。
⇒塗装(シルバーリーフ)
※完全に乾くのを待ちます。
手順2
次に、キャノピー部の下部を塗る為に、その部分以外をマスキングし、乾いたらマスキングを取り除きます。
⇒塗装(メタリックブルー)
これで塗装は完了です。
次の行程にうつる為に、完全に乾かしましょう。
ちなみに、此処では仕上げのクリアーは吹かないで下さい。