えのもとサーキット 

第149回 えのもと杯

卒業認定実技試験

 

 

3月11日

ついにこの日がやってきた・・・。

学生時代のラスト・レースであり、今まで教わってきた事を試す時。

ミニ四駆界に復帰したのが昨年の4月頃。

その頃はまだFMXの名も知らず、

使っていたのはVSシャーシとブリッツァの改造ボディ【TT−00】

KAZさんのホームページの第二回コンデレをきっかけに、

FMXと出会うことになる。

 

そして、昨年の5月14日のえのもと杯。

Fブレイカー2号機・ラキシスの持ち主であるマンモンさんと初めて出会ったのはこの時。

若干、遅くに到着してレース自体は既に始まっていた。

確か・・・この時に使っていたボディはTT−06 Luxonだったはず。

ボディがボディの為に、捕捉されるのは時間の問題だった(笑)

その時の自分のあの遅さは・・・今も覚えている。

 

その時から約1年弱・・・。

マンモンさんからは様々な事を教わり、

FMXと共に知識、技術面を学んできた道。

 

そして、この日。

ついに卒業認定試験と言う日を向かえ、

F同士の戦いが行なわれる事に。

 

 

 

っと、前振りはこの位にして(笑)

レースの事を。

午前中は雨が強く、11時50分まではコース設置を保留し、

雨が止むのを待つ。

丁度・・・11時の後半に天気は回復。

皆でコースの設置を終え、無事に高速サーキットでレースが出来るように。

いやぁ・・・室内コースじゃなくて良かった(笑)

 

まずは・・・出場マシンたちを。

 

【FMX−00−dP Astraia Assoluto】

これが卒業試験を受けるために最終調整を終えた状態のアストライア。

M4の時に使っていた時よりも各部に改善が施されております。

 

【TA−05 Code-α ThemisCaliburn】

PRO部門に出場したテミス・カリバーン。

え・・・?M4から装備が変わってない?

それは気のせいではないです(苦笑)

カリバーンも・・・本気でセッティングしてやら無いとなぁ・・・その内。

 

【miniF Vento Rosso(未完)】

ミニF部門出場のマシン

フロントにFRPで構成されたオリジナルのステアリングユニットを組み込んだミニF。

ボディ製作が思うように進まず、イタリアンレッドで塗っただけと言う未完の状態で出場。

・・・やっぱり、高速サーキットにステアリングシステムは不要でした(苦笑)

 

【コースレイアウト】

『コースの全体図』

何と言うか・・・物凄く超大径に有利な高速レイアウト。

ストレートの長さが爽快な走りを見せてくれる。

『コース 前半部分』

スタート直後にバンクを越え、最初のロングストレートに。

此処のバンクではアンダーギヤスタビが・・・効いてはいただろうけども、

砕けるとか引っ掛かるとかは無かった。

これが最初のロングストレート。

これを越えると・・・またロングなストレート部分に。

『コース 中央部分&後半部分1』

最初のロングストレートを越えると、画面右側の2つ目のロングストレートに。

コースアウトして道路に飛び出ないようにコーナーにはダンボールガードが。

画像中央部分のグネグネしているのは後半部分。

『コース 後半部分2』

2回目のロングストレートを抜けるとやってくるバンク。

此処を高速で駆け抜け、後半のテクニカルなコースレイアウトの部分に突入していく。

アストライアはこの辺りで・・・ギヤスタビを2セットほど粉々にしました(苦笑)

レーンチェンジャーでビビリすぎて下の方に付け過ぎたのと、

ギヤスタビ径が大きすぎた為だったようで。

アドバイスを貰い、スタビ径を小さくしたら問題なく抜けるように。

 

【レース状況 エキスパート部門】

まぁ・・・何と言うか。

殆ど気持ちは卒業試験の方に言っていた為、

殆どコースアウトギリギリのセッティングを見つけるために走っていたような感じ。

一回目のタイムアタックはとりあえず記録だけは出しておこうと無難に走る。

それでも18秒の後半くらい。

2回目のアタックは・・・スラスト角の左側をほぼ水平にし、

右側も浅めにしてアルカリも程よく加熱。

 

まぁ、ウェーブ手前のコーナー出口辺りで飛んだけどね!

 

遠心力に負けたのか・・・それともアンダースタビが引っ掛かってバランスを崩したのか・・・。

まぁ、スタビを修正したあとにはコースアウトが無かったので、

多分、スタビが引っ掛かってたんだろうなぁ・・・。

お陰で、練習走行の時にスタビが二つとも粉々になるし・・・。

予備に作っておいて正解だったね。

 

それにしても、アストライア・・・。

今回は試練の連続で、

スモークFMXのギヤの調整(犠牲になったクラウンは12個)が上手くいったと思ったら・・・

シャーシのベアリング受けはぱっくりと割れるという事態・・・。

そして、本番ではスタビが粉々。

簡単にはいかないようで・・・。

 

結果的には予選落ち。

まぁ・・・バッテリーの消費とシャーシダメージが抑えられただけで良かった・・・のかなぁ・・・。

正直、悔しい部分はあったけれども、そんな事言ってる場合ではなかった(苦笑)

 

【PRO部門】

はっきり言って殆どおまけ程度のPRO部門の出場。

温めたアルカリを搭載して、テミス・カリバーンを走らせるが・・・。

タイムは20秒台後半と・・・救いようが無い。

あ〜・・・可哀想なカリバーン・・・。

今度は本気でやります(笑)

勿論・・・予選落ち。

 

で、分かった事が・・・やっぱりアトミックPROは扱いが難しい。

チェッカーでは36km/hとか出てるけれども、

トルクが無さ過ぎ。

小径なら・・・それなりに走れたかもとは思ったけれど、

現在ではやはりトルクPROが一番だと実証。

ただ、アトミックPROの検証はまだ続く。

 

【ミニF部門】

これもまた・・・ステアリングに時間掛けすぎてまともなセッティングが出来なかった罠。

ボディも未完だし。

ただ、今回はレーンチャンジャーに少年アクセル蓋がしてあったので、

急遽レブからワークマシンに搭載してた微妙なスプリントを載せてスタート。

まぁ・・・チェッカーで50km/h位出てたからソコソコ良いかなぁ・・・っと思ってたら・・・

物凄くコーナーで大減速パーティ

あれだ・・・・ステアリングユニット+ゴムリンで減速させられてるのは確実。

はい、チキンセッティングでした(笑)

ステアリングのスプリングレートをソフトからハードにしたけど・・・ダメだ。

まぁ・・・多分重すぎとかそういうのもあるだろうなぁ・・・。

また、機会があったら改造してやろうかな。

 

 

っと、えのもと杯自体はこんな感じで、全ての部門が予選落ちで終える。

そして、ついにこの時がやってくる。

5時30分。

この時間が卒業認定試験の開始時刻。

それまでにアストライアのコンディションを最高まで高めなければ・・・。

 

マンモンさんの新ラキシスは大径のバンパー車。

しかし・・・アストライアの井桁派生のバンパーと超大径のタイムとコンマ数秒しか変わらないタイム。

これは拙いと・・・スラストを紙一枚分減らしてみたり、

アルカリの加熱やら、電極にゴニョゴニョやらを施していく。

あとは・・・ギヤ周りにもう一度ポリメイトを薄く注し・・・・準備は出来た。

 

そして5時30分。

周りには大勢のギャラリーの方が見ている中・・・スタートの位置に付く。

レース方式はバトル。

どちらかが追いつかれればそこでレース終了。

しかし、追いつくまでのレース状況も判定に含めるというルール。

果たして・・・コンマ数秒の差がどう出るのか・・・。

そして・・・超大径で走っているのでバッテリーは持つのかと心配の種は多い。

 

そして、宿命のレースのスタート。

 

毎度・・・なんかこういうレースの場合、

スタートの失敗が多い私だけれども、

今回はどうにかフライングも無く、良いスタートを切れた。

マンモンさんのラキシスの方はスタートが若干遅れた模様。

 

しかし、そんなスタートの差を物ともしないかのように、

並んで食いついてくるラキシス。

特に、コーナー部分でかなり差を縮められる。

ただ、ロングストレートの方ではなんとか引き離している感じに。

それを繰り返していく。

 

そして、数十週する内に・・・2台とも段々と失速していく。

明らかにバッテリーの残量が少なくなってきている。

しかし、此処まで来ると・・・やはりタイヤの径の違いか、

ストレートで差を広げるアストライア。

徐々に徐々にとラキシスへ追いついていく。

 

そして

 

何週したかは覚えてない。

 

コースの最後のコーナーを抜け、スタート地点を通過するかしないかの時に・・・・。

アストライアはラキシスの後ろに接触する。

 

コースレイアウトに助けられた所がかなりあったはず。

各所各所が荒削りな加工で、無理にクリアランスをあわせている所もある。

それでも、今回はもてる全てを出し切った。

私自身も・・・アストライアも。

 

レースが終わり、速度が大分落ちてきているアストライアをキャッチ。

その後、卒業認定試験は合格と伝えられ、

マンモンさんと握手を交わす。

その後、すぺしゃるなGUPの詰め合わせを頂き、本当にありがとうございます。

大切に使って行きます。

【新ラキシスとアストライアの記念撮影】

そういえば・・・2号機と共に記念撮影したのはこれが初めてかも。

きっと・・・これが最後の記念撮影ではないはず。

何時かまた、新化してやってまいります。

 

これでFMXの関東研修は終了(笑)

今後は・・・FMX東北支部の支部長としてアストライアと共に活動していきます。

 

 

休みが取れれば・・・また東京に遊びに来たり、

M4に出てみたりと遠征はします・・・いや、したいなぁ・・・予定合えば良いけど・・・。

 

無事に卒業をしたと言っても、

まだまだいろんな面で詰めが甘いので、

さらに経験等を積んで・・・更に速く、更に安定させ、更にネタでも面白く(笑)

様々な面で修行していきます。

 

 

※おまけ※

レースやら卒業試験を無事に終え、

場の流れにて有名なラーメン屋へ向かう事に。

 

高尾駅から数十分。

正味1時間位でお店の方に到着。

 

いやぁ・・・かなり美味しかったなぁ。

そして、聞こえてくる話は・・・まるでラーメン屋さんとは思えない会話内容(笑)

まさか・・・ボディとか欲しいのは持って行ってと、ボディキットが出てくるとは・・・。

貰ったバニシング・ゲイザー・・・何に使おうかなぁ。

 

店長さんからは・・・卒業記念としてサンダードラゴンjrのクリアボディを頂きました。

貴重なクリアボディ・・・本当にありがとうございます。

 

やっぱり、ミニ四駆は最高のホビーであり、レーシングマシン。

マシンを速くする、格好良くするのも大切だけど、

人とのコミュニケーションを深められるという事も大事。

人あってのレース、人あってのマシンだから。

 

此処が、終わりじゃない。

新たな始まり。

 

これからも、更なる進化を求めて突き進む!!

 

 えのもとサーキットでお世話になった方々、ネットで知り合った方々、M4戦士の方々・・・

ありがとうございました。

そして、今後も私、赤い人とアストライアを宜しくお願いします。

あ、適度にMSXシャーシのカリバーンとかも(笑)

 

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