ABSE(Automatic raking ystem volution)

日々、高速化の進むミニ四駆。

それに立ち塞がるように現れるレーンチェンジャーからのコースアウトの恐怖・・・。

誰もが持っているだろうというこの恐怖に打ち勝つ為に、

レーンチェンジのみに減速させる画期的なパーツがあったら・・・

そんな願いを叶える為にABSEは存在する。

ゴムによるブレーキより確実な減速性能を目指すために・・・。

 

現在、急ピッチで制作を行なっています。

そこで、現在試作段階のものと概要を説明いたします。

 

1・そもそもABSEとはどういうものか?

 ここで開発が進んでいるのは、いわゆる電子ブレーキであり、

 ゴムなどの摩擦力によってマシンを減速させるものではなく、電気的にブレーキを掛ける装置です。

 

2・大まかなシステム

 ABSEは、可変抵抗とスイッチ回路によって、マシン前部に取り付けられたスイッチングユニットにより、

 レーンチャンジャーに侵入した瞬間に、モーターに流れる電圧を変化させ、

 モーターの回転数を大幅に少なくし、モーターの動力を失ったマシンは、

 減速しながらレーンチェンジャーを越え、ある一定まで行くとモーターの回転が復帰するシステムです。

 

3・回路図

 これが、ABSEの回路図です。

  

 大体、こんな感じな回路で形成されています。

 通常、走っている時は、モーターからの電流の流れは、右上のスイッチが閉じてる部分、

 そこを通るので、バッテリーの電流は全てモーターに流れます。

 

 そして、ABSEが作動(可変抵抗側のスイッチが入る)すると、

 電圧はモーターと抵抗に掛かる回路を形成するので、モーターに掛かる電圧が低下し、

 モーター回転速度が大幅に減少します。

 

 抵抗の上の回路は、ABSEが作動している事を確認するランプユニット・・・

 つまり、ブレーキランプの回路になります。

 通常は、点灯していません。

 

4・試作品

 下のがABSEの試作品で、実際に抵抗を通した回路で減速が行なわれるかチェックしました。

   ⇒FMXに搭載  

 実際に、スピードチェッカーで測定してみると・・・

 ABSE作動前          ABSE作動後

  31km/h     ⇒      15km/h

 ・・・っと、速度が半分以下に落とす事が出来ました。

 可変抵抗になっているので、この落ち込み具合を調整する事が可能です。

 

※現在、製作中※

 

 

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